ギャラリー/インスタレーションアート, Installation Art



インスタレーション/サイレントオブジェ

SILENT OBJECT/INSTALLATION ART

インスタレーション/Silent objectsサイレントオブジェ/戸田秀昭

サイレントオブジェ, Silent objects

ディスプレイの青い光だけが部屋の形を浮き上がらせている
ここは地下を随分と降りた所にあるゲームセンター
音のない部屋、黒一色の中にモニターだけが輝く
ゲームする彼等は体にピッタリとくるソファーに寝そべっている
このマシーンに潜り込むとゲームが自動的に始まる
映像は視界全体に広がり
強烈な音がゲームする人だけに聴こえる
精巧なボディーソニックにより別の空間に入り込む
雑踏の外界からこのスペース(建物)に入りこみ
さらにゲームによってもう一つ違った世界に入り込む
(夢日記から抜粋)

1991年、初の個展。
1980年代中ごろの夢をモチーフにしてイメージを広げて制作したのが「SILENT OBJECT」。

黒く塗ったいろんな物を高さ3.8メートルに積木するように重ねてあります。当時の映画「ブレードランナー」などのSFが好きで、 テレビや電化製品の基盤、発泡スチロール、マネキンのお古、いろんな製品を買うと残る梱包材、使えなくなった電化製品、 使った後のビン、使いようのなくなった金具、拾った物、このような廃品達を黒く塗りました。 ジャンクアートみたいな感じでもあり、数字のない時計のオブジェを10個くらい作り配置してありあます。 一応針は動いています。ライトのソケットは植物か爬虫類の様な有機的な形の粘土で固めてありあます。 音はラジカセにディレイのエフェクターを掛け、会場にいた時にはころ合いをみて音を出しました。 この積木の塔の回りは歩くことができます。 制作準備期間は同時にビデオカメラ回してオリジナルの映像を作って遊んでいました。 制作途中のマネキンを黒く塗るシーンをコマ撮りしたり、 小さなオブジェを動かした物のコマ撮りをしたり、 展示の最終撤収時、塔を思いっきり蹴って壊すシーン、別の場所での制作のコマ撮りシーン。 夜の商店街の移動、トンネル移動中の撮影などをビデオアートにまとめました。この展示の時点ではビデオは出しませんでしたが、 同年インフォームギャラリーにてビデオ展示と関連オブジェ展示をしました。

インスタレーションアート/Silent objectsサイレントオブジェ/戸田秀昭

「SILENT OBJECT」の写真に、 実際に展示に使った電子基盤などをレイアウトし、サイバーチックな記念写真オブジェにしました。 額縁風のジャンクアートなデコレーションとし石を置いて完成としました。

個展案内ハガキ用の写真/撮影 桝野正博 Photo by masahiro-masuno

(桝野さんのブログ「風の吹くままカメラマンの心の旅日記」)

個展「SILENT OBJECT」のために最初につくりだしたのは時計でした。 時計を分解して、文字盤を白く塗りつぶしたり粘土や石膏でかめたりしました。 石膏を溶いて文字盤の上にとろとろっと落としている時に、まるでケーキを作っているような感じでした。 まだ石膏が固まる前に、この上に石膏の粉だけをまぶすと更にケーキ感覚になり、美味しそうでした。 この時計は展示が終わった後、しばらく事務所の壁に掛けておきました。文字盤はありませんが結構時間は分かるものでした。

作ったオブジェは取り外しできるものであれば、いろんな物や別のオブジェと合体を試してみます。 雰囲気や感じが合えばよし、置き場所、設置場所もあれこれと試してみます。 そのうちに落ちついて、なにか座ってきた感じになり、オブジェの居場所が決まります。 手持ちのオブジェの素材を組み換えながら遊べます。

インスタレーション/フラワールーム

FLOWER ROOM/INSTALLATION ART

インスタレーション インスタレーション

高さ約5.5m(足場のイントレを3段と少し)の吹き抜けの壁面に電化製品の梱包用発泡スチロールを埋め尽くすように貼り込みました。 天窓がありそこから差込む光の変化を楽しめる空間です。床の広さは5畳程。そこに花びら型の背もたれのある座椅子を置いて、 入場者には座って空の方を見るようになっています。天候により天窓からの光が変化します。 夕方や夜、雨のときなど外光が暗くなるとタングステン光や持ち込んだ蛍光灯の青い光などの照明を当てます。 発砲スチロールの凹凸が光を受け陰影をつくり、お互いに反射して光は拡散します。 見ていて飽きない空間アート、通常とは異質な素材を使った内壁なのになぜか落ち着く感じのするインスタレーションとなりました。 開催期間が2月であり雪の日もあり寒いにも関わらず、来場者はしばらく椅子に座ってぼーっとしている方もおいでました。 会場は金沢市のインフォームギャラリー。金沢の現代美術では先駆的といえるギャラリーです。 吹き抜け空間に隣接したギャラリースペースの部屋に、 このプランのスケッチや前回の個展 (サイレントオブジェ)を撮影した写真を利用したオブジェを展示しました。

インフォームギャラリー



インスタレーション/FLOWER ROOM インスタレーション/FLOWER ROOM インスタレーション/FLOWER ROOM インスタレーション/FLOWER ROOM

インスタレーション/フラワールーム 2

FLOWER ROOM 2/INSTALLATION ART

1992年、金沢市神田町にあった「Pスペース」という多目的アート空間にてインスタレーションしました。 前年に引き続き同じ「フラワールーム」というタイトルですが、内容を新たにしました。 クラゲ状のテントをセンターに大きめを一つ置き、その回りに7つのテントを円周上に配置しました。 テントの中に入れます。センターのテントには床に花びら状のマットを設置してあります。 また、センターテントの内側にもう一つグラゲのようなオブジェがつり下げてあり手動で回るようになっています。 寝転んでその回転するオブジェを見ていると、赤ちゃんの時に天井を見ていた感覚になったかもしれません。

インスタレーションアート/フラワールーム/戸田秀昭 インスタレーションアート/フラワールーム/戸田秀昭 インスタレーションアート/フラワールーム/戸田秀昭 インスタレーションアート/フラワールーム/戸田秀昭




INTERNET CAFE

敦賀市のNTTのインターネットコーナーにフラワールームのオブジェを設置

インスタレーションアート/フラワールーム/戸田秀昭


FLOWER ROOM CAFE

金沢市の北陸電力エルフの展示スペースと隣接していた喫茶コーナーにフラワールームのオブジェを設置しました。 従来の展示スペースのパネルを撤去し喫茶コーナーを拡大し喫茶コーナーをデコレーションしアート化する企画をもちかけました。 10のテーブルのうち5つのテーブルにオブジェを吊るし、喫茶にご来店のお客様にはテントの中でコーヒーなり飲んでいただく趣向です。 テントの中は禁煙としました。

インスタレーションアート/フラワールーム/戸田秀昭 インスタレーションアート/フラワールーム/戸田秀昭


FLOWER ROOM - AMBIENT ROOM

金沢市民芸術村アートスペースの倉庫に、インスタレーションしました。旗揚げ公演的なグループ展に参加。 ブラックライトの照明を使いたいため他の展示と隔離したスペースを要望したため特例としてその回だけ倉庫の使用となりました。 照明器具の白色蛍光灯の替わりに10本のブラックライトにかえ、 フラワールームに使用しオブジェと布など蛍光剤の入ったものを多く使っています。


金沢市民芸術村



インスタレーションアート/アンビエントルーム/戸田秀昭


SIZUKU

2003年夏、望岳苑にて、マシロ(当時:アイズプランニング)のプロデュースする長屋和哉さんのライブ空間作成を担当。ブラックライト仕様で雫型のオブジェ(SIZUKU)を設置しました。

マシロ



白き山の祭り/長屋和哉ライブセット
なぜか青い世界-Blue

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